屋久杉

千年の息吹が聞こえる。屋久島に自生している樹齢1000年以上の杉のみが「屋久杉」を名乗ることができます

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屋久杉とは

屋久島は鹿児島市の南方に位置し、ユネスコの「世界自然遺産」に登録された美しい島です。この島に自生する屋久杉は、樹齢千年以上を誇る古木であり、その壮大な存在感はまさに自然の奇跡です。屋久杉は、1954年に国の特別天然記念物として指定され、その保護のために一切の伐採が厳禁となりました。現在使用される屋久杉は、江戸時代に伐採されたものの、土中に埋まったり倒れたまま残された古木や切株に限られています。
屋久杉は長い年月をかけて成長し、豊かな生命力を宿し続け、「神が宿る木」として古来より崇められてきました。その美しさは見た目だけでなく、自然の神秘と力強さを感じさせ、見る者に深い感動を与えます。ぜひその魅力をご堪能いただき、自然の恵みを感じていただければと思います。

仕上げと品質

古代の歴史と生命力に対する畏敬の念から、最終仕上げの磨きにもこだわりました。専用ワックスで一本一本を丁寧に磨き上げることにより、屋久杉独特の和やかな美しい木目と茶褐色の高級感溢れる光沢が生まれました。
まるで古代の生命に直接触れているかのような感覚さえあります。
圧密加工によって、強度・靭性・均質性のみならず、木材繊維をそのままの形で残しているため、印鑑として最も重要な「綺麗な印影」も得ることができるのです。 風格、強度、捺印性、全てに優れた木製印鑑の最高級品と言える存在です。

圧密加工技術

圧密加工は、水、熱、そして圧力のみを使用して木材を圧縮し、薬品を一切使わずにその形状を安定させる非常に特殊な技術です。この技術によって、木材は圧縮されると同時に、その強度が大幅に向上し、比重が高くなります。さらに、針葉樹特有の美しい年輪模様が強調され、より深みのある味わいが生まれます。こうして生まれた「圧密材」を原材料として使用することで、非常に高い強度と耐久性を兼ね備えた印鑑が作られるのです。薬品を使用しないため、自然本来の美しさを保ちながら、上品で温かみのある仕上がりを実現しています。この技術によって、長年の使用にも耐えうる、堅牢で高級感あふれる印鑑が完成します。

屋久杉印鑑のトレーサビリティ概念図

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